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不自由なバーには居たくない

ラーメン食べたあと記憶を便りにお目当ての店を探す、
時計は七時半だ。
早い気もした。
地方ってたいていスタートが遅いもんだしね。
しかしまぁ曲がった道の先に灯りの点いた看板があった。
 
結論から言うとガッカリだったんだけどね、
それはある意味仕方ないかなとも思う。
誰にたいしても同じってのはこんな感じかな、こうゆう感覚になるのかって思ったね。
期待し過ぎたのかもしれない。
 
二日続けてその店には行った、落胆を隠しつつね。
初日はロブロイとゆうショートカクテルから始め、
バーボンをストレートで何杯かもらった。
小腹減ったんでね、
ソーセージとオイルサーデンが黒板にあったから注文したら
「そんなもんはその酒には合わない」と断られた。
じゃあ合う酒をと言いそうになったがやめた。
黒板に書かれてるのはお薦めだろうにね…。
 
店主は多趣味な人でね、歳のわりにフットワークも軽くウンチクもスゴかった。
酒にしてもだしシガーにしてもだし。
以前来たときは、それが刺激的だったし楽しかった。
でも二度も同じだと…ちょっと冷める。
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二日目はさきに一軒寄って、
ビール二杯飲んでソーセージ、牛スジカレーのパスタを食べてから向かった。
だから一杯目からシングルモルト、ストレートでもちろん頂く。
なんでも前夜の客とは気づかなかったらしい。
入ってすぐトイレを借りたんだが、
一緒に行った彼女に前夜と同じラムを薦めたんだと。
「昨晩ここでそれ頂きました」と言ってようやくわかったらしい。
 
バーボン一辺倒だと思ってたと言われたときにゃ苦笑しかなかった。
そんな飲み方はフツーじゃあないよ、皆そんな風にバーで飲まない。
というか定番とか決まり事に縛られるのもねって思う、
そりゃそのほうが美味しいとかって言いたくなるのは全然わかる話なんだけども、
縛り付けるのはやっぱ間違っている。
なんか浅草のある店をちょっと彷彿させたなぁ…。

by wanio1507 | 2017-05-09 21:07 | 酔い | Comments(0)