「なにもない富山」の街中にある美術館、
ガラス美術館は建築家の隈研吾氏によるものらしく、
以前その話はバーで聞いたことがある。
そのとき特集した雑誌も見せてもらいながら足を運ばぬままだった。
今回着いたその日に行けたのは彼女がいたからだろう。
一人ならちょっと面倒臭がっちゃう。
見れるのは週末は夜8時までとかで、我々が入ったのは7時をすこし過ぎていた。
建物の外観もスゴいが中はもっと驚く。
こんなもんが地方に?って感じに洒落ている。
和のテイストが素晴らしい。
美術館だけでなく図書館も入ってるのがまた感心させる。
その雰囲気もマッチしてる。
たまたまなのか、
訪れたときは非常に静かで図書館がもう閉まってたから、
なんて言うかフツーの場所か戸惑った。
その戸惑いは常設のガラス作品を目にすると異次元に翔ぶ。
感覚はさらに麻痺する。
あまり使われない脳の一部が鋭く刺激されるよな、
ちょっとした酔いとも言えるかもしれない。
写真を撮るのが許されてるのでその幻想的な作品を何枚か撮った。
これがガラスで出来てるとは言われないとわからない。
色も形も、奇妙奇天烈で面白い。
異界というか異次元というか、
ちょっとね、我をなくす。
もっともっと永遠に続いてしまえば迷い子になりてしまうだろうに…。