最近、
死より老いが怖いっちゅう問いが
頭に浮かんでは消える。
死を恐れる、
勿論それは当たり前の感覚で、
老いは死に近づくよにも見えるが違う。
老いの怖さゆうのは
死に近づく怖さ、ではないんだ。
正直、それってつまらん話やなと思う。
幸いにもオレは
虎狼っちゅう愛され方を常としてた手前、
どちらともつかぬ対応が当たり前だった。
それが崩れるとゆう訳だ。
早めに仕事を終え大手筋まで出て、
一杯だけジンを飲む。
熱くなる。
晴れてはいるが北風が吹く日だった。
待ち合わせは駅、
寒くて
着いたら連絡してとメールを送ってからのバーだ。
日本酒の利き酒、
17種も飲めるゆうとこがあって
そこに行くつもりでいた。
テレビなんかでも何度か取り上げていた伏見の店、
昔でいうとこの屋台村みたいないくつかの店が入ってる。
目的んとこは予約で満席らしくラーメン屋へ、
アテに餃子や唐揚げを注文し
3種の利き酒を出前で頼む。
ほかの店から出前として
酒や料理を頼むことができるみたいだ。
客は女子二人とかカップル、
老夫婦やじじい達、
そんな感じだったろうか。
隣の客が三回ほど変わり
若い女性だったのが年配の夫婦になり、
じじい達になった。
さすがに眺めて飲むのがキツくなって
店を出たのは7時ちょっと前、二時間ほどいた計算だ。
まぁ最後のほうは生ビールを飲んでだけどね。