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知らぬ町をゆく2019-その1

信濃大町とゆうとこは名前ぐらい知ってる、
立山黒部アルペンルートの玄関口として有名なとこだ。
山登りとゆう趣味がないから縁はない、
そう思っていた。
 
袖すり合うのも多生の縁、とゆう言葉がある。
多生の縁とは前世からの因縁との意味らしい。
今の子は感覚として、
こうゆうの分かるのだろうか? 
若い子とゆうより
オカルトな妄想癖がある世代の方が、
納得しやすいかもしれない。
因果は巡る、
なんか現代にピッタリかもと最近は思う。
 
まだ桜が咲いてるかもしれないと思い、
翌朝松本を出る電車に乗った。
初めて訪れる信濃大町の駅までは片道一時間、
右は安曇野の大地、
左手には雪の残る山々を眺める。
座れたのは穂高とゆう駅でどっと乗客が降りてからだ。
登山者がたくさんいたな。
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さすがに信濃大町の駅は立派だった。
腹ごしらえと、
まずは駅の立ち食いソバ屋、
ザルソバと鹿肉入りのおやきを注文する。
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この辺りに来ればやはりソバだろう。
 
観光客は思うほどの数はおらず、
ロータリーにはタクシーが数台ある。
土産物屋は数店舗、
観光案内所にバス停が幾つかある。
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5月の日差しを浴びた北アルプスが見える。
白い山頂がまぶしい。
 
腹を満たした我々はアテもなく商店街を歩く。
なにがあるのかないのか、
期待もそこそこに進む。
古い建物、
昭和の初めころかそれ以前か、
朽ちた感じがいろんなことを想像させる。
破れたトタンに赤く錆びた鉄柱、
腐った木製の扉、
剥がれた外壁に崩れたコンクリート、
よくも悪くも歴史を感じる。
 
人気はない。
店も開けてるのは数軒で、
歩いてるのは我々だけだ。
たまに、
杖をつく姿や手押し車を押す姿、
騙し絵のように見かける。
 
屋根がなくなるも道は続く。
さて、
目的の神社はまだ先か…。

by wanio1507 | 2019-05-23 19:32 | 旅人 | Comments(0)