二軒目で一杯だけ
もうそんな長居はしなくなったと言いつつ、
その夜一軒目のバーを出たのは9時前で、
たぶんやってないだろうと向かった先に
看板は灯りが点っていた。
記憶違いがなきゃ今年初になる。
土曜日だったのもあるか、
ただそのせいでバスが早くなる。
あと数本しかないはずだ。
客は誰もおらず、
以前なら座るなりバスペールエールなんだが
今こいつは入って来ていない。
だからなにがいいかと探すと
カウンターにジンが何本かあった。
日本のばかりみたいだ。
クラフトジンだろう。
2本見たことないのがある。
どちらがいいかと訊くと沖縄のは泡盛のようだと、
じゃあ和歌山のをもらおう。
飲み方もちょっと考え、ロックが一番わかりやすいかと。
クラフトジンはね、正直難しい。
好み以前の話のよにも思う、
そもそもジンってどれだけ馴染みあるって話だろう。
すぐあとに若い女子1人、
その何分あとにも女子1人、
スマホに見入りながらビールを飲んでる。
土曜の9時に女子1人、
きっと店主と話したかったんだろう。
気がつくと十分前になってた。
急ぎ勘定して店を出る。
足早に駅へ向かう。
バスは、まだそこにあった。
なんとか間に合いそうだが
きっと座ることは出来んだろうなぁ。
by wanio1507
| 2019-09-09 20:47
| 酔い
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